インターネット

インターネットは我々の様な愚民の為のもの。

私は勝手に、そんな風に思っている。

書籍・新聞等の紙面での媒体。

テレビ・ラジオの電波での媒体。

それらの媒体で発信する事が出来ない、有象無象の者が発信をするのに便利なもの。

インターネットが普及する前は、紙面や電波で様々な情報を発信、そして受信をするしかなかった。

そして発信に関しては、限られた者だけに許されていたよね。

勿論、それは、ちゃんと社会の中で評価を得られる事で許される訳だけど、それだけでは限界もある様に思う。

それがインターネットの普及によって、有象無象の者が容易に情報の発信が出来る様になった。

勿論、有象無象の者が発信するものが、世の中の役に立つ確率自体は、そんなに高くはないだろう。

しかし確率は低くとも社会からの評価を得た、所謂、プロの方には出来ない発信が出来ると私は思っている。

それが時には社会の役に立つ事もあるんじゃないのかな。

確率は低くとも、その可能性を作り出す事が出来るのではなかろうか。

それがインターネットの最大の長所だと私は思う。

我々、人類のまだ見ぬ可能性を拡げてくれた。

そして短所の方は、というと、多くの有象無象な者が発信をする事により、無駄な情報や有害な情報も溢れる様になってしまった事。

しかし、それは受信者側で全て取捨選択をすればいいと、私は思っている。

プラスの可能性は同時にマイナスの可能性も含んでいたりはする。

だからと言って、マイナスの可能性を恐れて、プラスの可能性を否定する事は、勿体なく思うんだよね。

また、現実世界ではマイナスのリスク回避を優先しなければならなくなったりもする。

しかし、だからこそ、インターネットは、あくまでも、プラスの可能性の追求が出来る場であって欲しい。

そんな風に考えている私は、インターネットでの閉鎖的な空間に否定的な考えを持っていたりもする。

勿論、個人レベルでは何もおかしいとは思わない。

そもそも電子メールはそうだもんね。

ただ、コミュニティとして閉鎖的なものは勿体なく思うんだ。

特定の方だけの空間にしてしまう事で可能性を狭めてしまう様に思う。

チャットなんか、そうだったんだけど、他の人がしている話を見ているだけでも勉強になる事は沢山ある。

だから、参加しなくとも閲覧は出来るチャットが私は好きだった。

そしてSNSも閉鎖的なものは余り好きではない。

だから、私はTwitterがSNSでは一番、好きかな。

他のSNSはアカウントは持っていても余り利用はしていない。

勿論、投稿サイトをSNSと考えると、それは利用しているけれど。

とにかく登録をしないと閲覧すら出来ない様なSNSはコミュニティとして好きにはなれない。

利用者を制限する事で可能性まで狭めてしまう。

インターネットの長所をわざわざドブに捨てる様なもんだよね。

私は自分の可能性を求めて、インターネットをしていたりする。

だから、通信環境さえ整えれば、誰でも参加が出来る。

インターネットとは、そうであって欲しい。

私は心から、そう思う。

そして私は有象無象な者の一人として発信をし続ける。

自分なりに一生懸命に考えて、何が最善なのか。

正解を発信する事は出来ないのかもしれない。

でも、正解に繋がる材料の一つくらいは、ひょっとしたら、と。

数打ちゃ当たる、じゃないけど、信じて続けていれば、その内に当たる事もあるのかもしれない。

それが私がインターネットでの発信を続ける一番のモチベーション。

多分、宝くじよりも確率は低いのかもしれない。

それでも、インターネットをする事が許される限りは、続けていきたいと思っている。

自分自身の可能性を信じて。

出来る事ならば、その可能性が私を自立させてくれると、本当にありがたく思う。

私個人の欲を言えば、そういう事にはなる。

ただ、そこまでじゃなくてもいい。

とにかく命が尽きる前に何か一つ、役に立つ事がしてみたい。

ただただ、その一念で今は頑張っている。